今までの会計ソフトと同じような感覚で使えます
現在主流のクラウド会計ソフトは前回のfreeeの他にMFクラウドがあります。freeeは自動取込による仕訳登録を前提にした新しい操作方法であるのに対し、MFクラウドは自動取込による登録+従来型の会計ソフトに似た操作もできます。
そのためMFクラウドは今までに会計ソフトを使ったことのある方や、簿記の勉強したことのある方にとって導入しやすいといえます。今回はMFクラウドのメリットについてポイントをまとめました。
目次
仕訳形式で登録(入力)しやすい
MFクラウドは操作方法や画面の表示が仕訳形式で確認・入力するのに使いやすくなっています。仕訳形式での入力・確認は従来型の会計ソフトで行っていた方法ですからこの点がクラウド会計ソフトへ移行される方にとって馴染みやすいといえます。
実際に、今までは従来型の会計ソフトを主力としてきたけどクラウド会計ソフトの対応をはじめた会計事務所では操作方法が近いことからfreeeよりもMFクラウドを主力にし対応されている事務所は多いです。逆に「クラウド会計専門」の事務所はfreee専門とするところが多い印象です。
「freeeは簿記や経理の経験がない方向け」「MFクラウドは簿記・経理経験者向け」とよく言われますが、従来からの仕訳形式での登録を重視しているか(MFクラウド)仕訳登録にこだわらず簿記・経理初心者が使いやすいことを重視しているか(freee)という2社のターゲットユーザーの違いからくるものです。
簿記や経理の経験がない方にとっては“仕訳”と言われても「・・・」ですよね。そういう方にとってはfreeeの方が使いやすいですし、逆に「経理は仕訳でしょ」という方はMFクラウドを選ばれるのが良いかと思います。
クレジットカードの取込タイミングが早い
クレジットカードは「利用した日」と「利用明細書が届く日」は違いますよね。MFクラウドでは「利用した日」に取引データの取込が行われるのに対しfreeeでは「1か月分の利用明細が確定した日(締め日等)」に取込が行われます。
例えば7/24にクレジットカードで支払った経費は、MFクラウドであれば早ければ7/24の夜(遅くとも利用日から数日のうち)に1件分の取引データが取込まれます。
一方でfreeeでは次回の締め日後にまとめて取り込まれるため、クレジットカードの集計期間(締め日)が毎月20日~翌19日だとすると7/24に支払った経費のデータは翌月下旬(8/19)以降にならないと会計ソフトに反映されません。
そのため、毎月クレジットカードでの経費支払が多い場合や、厳密に月次決算を行いたい場合には、経費を支出した日(経費発生日)のすぐ後にデータが反映されるMFクラウドの方が良いでしょう。
おまけ
今日時点でfreeeではスターバックスカードとの連携は未対応ですが、MFクラウドでは連携可能です。フリーランスの中にはよくスタバでお仕事をされる方もいますので補足まで。
まとめ
freeeとMFクラウドはクラウド会計ソフト界の代表ソフトですが操作方法や設計思想(もちろん操作画面も)が大きく異なります。法人なのか・フリーランスなのか社長(事業主)が経理をしているのか・経理部門があるのか担当者は会計ソフトを使ったことがあるのか・ないのか入力(又は入力チェック)を税理士に依頼するのか・ご自身だけで行うのか、などによりおすすめは違いますので導入を考えている方は上記を参考にお気軽にご相談ください。
クラウド会計ソフト(freeeやMFクラウド)についてはこちらの記事も参考にしてください。
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