こんにちは。税理士の比留間です。

先週の木曜日の提出分をもって、今回ご依頼を頂いた全てのお客様の確定申告書の提出が完了致しました。開業後初めての確定申告期でしたが無事に申告期限の一週間前に提出が済んでホッと一安心です。今回は、東京税理士会からのお達しによるとWindows7では税理士の代理送信ができなくなることがあるとのことですが、事務所のパソコンは全てWindows10になっていましたので事なきを得ました。

今回の確定申告の特徴の一つとして、ご依頼を頂いた方はクラウド会計ソフトの利用者が多かったですね。もちろんうちの事務所がクラウド会計に特化しているということもありますが、その普及スピードには目を見張るものがあります。そこで本日は私自身も利用しているクラウド会計について一番大きなメリットだと感じていることを書きます。

会計ソフトへの入力が楽になる

シンプルですが一番のメリットは入力が楽になることです。

弥生会計等に代表される今までのインストール型の会計ソフトでは、通帳を記帳しに行ったりクレジットカードの明細書を用意し会計ソフトへ全て手入力をする必要がありました。これがクラウド会計を導入すると、銀行口座やクレジットカード、Suica、Amazon、アスクルなど事業で使うサービスの明細データが全自動で取り込まれソフト上に表示されるため「経理作業をやろう!」と書類を揃え、意気込まなくても気軽に経理を行うことができます。

うちの事務所の経理もMFクラウドを使用していますが、毎日自動で明細が取り込まれて日付や金額はもちろん自動で入力済み、摘要欄の内容や勘定科目も初期設定+学習機能によりほぼ正しく表示してくれるため、サッと確認しワンクリックで仕訳登録できています。税理士といえども経理作業が趣味というわけではないので負担感が少なく経理に取り組めることはクラウド会計ソフトの一番のメリットです。

個人事業主や家族経営の法人は、経理作業に充てる時間はできる限り少なくし営業活動に時間を充てることで事業の更なる拡大を目指せますし、経理部のあるような中小企業でも作業時間が短縮できることで管理部門での新たな取り組みを検討できたり人件費の削減にも繋がります。連携できる金融機関やサービスも日々増えておりますので、ますます便利になっていくでしょう。

やらなくちゃ…と思いつつも経理になかなか手を付けられず作業が溜まってしまう個人事業主の方や、経理担当者に毎日やってもらっているけど管理部門の効率化に取り組みたい経営者の方は、低コストで導入できるのでお勧めです。

クラウド会計ソフトのメリットなどについてはこちらの記事も参考にしてください。

クラウド会計のメリット 2

クラウド会計のメリット 3

クラウド会計のメリット 4

クラウド会計のデメリット