マネーフォワード、自動記帳ソフト『STREAMED』を提供する株式会社クラビスをグループ会社化

『MFクラウドシリーズ』と『STREAMED』の連携を強化、当社が掲げる成長戦略を推進 お金のプラットフォームを提供する株式会社マネーフォワード(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:辻庸介、以下「当社」)は、…

業界の大きな動きですね。これでMFクラウド会計がfreeeの1歩前に出そうな感じがします。

仕訳データの自動取込機能は便利で、当事務所の経理もマネーフォワード社のMFクラウド会計を利用しています。

以前から使い慣れているインストール型の会計ソフトを使い続ける選択肢もありましたが、経理・会計をより効率的にかつ正確にできる技術であれば、まずは自分の事務所に取り入れてからお客さまへも提供したいと考え導入しましたが、大正解。

経費は、銀行引落日やクレジットカードの使用日から数日のうち(早ければ翌日)に自動で会計ソフトへデータが取り込まれ、「AI」や「ビッグデータ」の技術により勘定科目が推測され仕訳入力まで行ってくれます。

経理作業はその自動仕訳の勘定科目が正しいかどうかを確認し、多少の修正をするだけで完了です。

ちなみにクラウド会計ソフトでは、主に下記のデータを自動取込可能です。

  1. 銀行の通帳明細
  2. クレジットカード明細
  3. 通販サイトの購入履歴(例:Amazon、楽天、ASKUL、モノタロウ)
  4. 電子マネーの使用履歴(例:Suica、nanaco、Edy、WAONなど)
  5. 携帯・通信データの使用明細
  6. Airレジのデータ

「現金」の取引がありませんね…

クラウド会計ソフトとはいえ、各社ともこれまで現金取引(領収書やレシートの取引)だけは手入力を前提としており、最近ではスマホでの撮影やスキャナで読み込んだ画像をOCR機能(=画像から文字を認識する機能)を使い日付や金額、店舗名を読み取る仕組みを作っていました。

ただ、領収書には手書きのものがあったり形や大きさも色々あるため、取込みデータの精度は低く実務上は手入力のほうが早いことも…。

その点を補完するのが今回MFクラウド会計が手に入れたSTREAMEDサービスです。

このサービスはスマホやスキャナから取り込んだ領収書の画像を、OCR機能にプラスして「人による入力代行」を行うことが大きな特徴で、一度入力センターで人の手を介していることから精度が非常に高く(99.9%とのこと)業界では以前より注目されてきました。

まだMFクラウド会計+STREAMEDでどのようなサービスが提供されるかは明らかになっていませんが、現金取引の部分を自動化できることで大きく記帳の時間を削減でき、会計業務の効率化につながるのは間違いありません。

今まで経理作業に当てていた時間やマンパワーを削減し、本業へ注力できることが一番ですので期待して詳報を待ちたいと思います。