レストランと美容院の店内のイラスト

こんにちは。税理士の比留間です。ここ5回ほどクラウド会計のメリット&デメリットについて書いてきました。今回は、導入にお勧めの業種である、POSレジのある飲食店や理美容室についてです。

目次

POSレジを導入する飲食店・理美容室

最近は、飲食店や理美容室でiPadなどのタブレット端末をレジとして利用しているお店はよくありますよね。これは「POSレジ」と呼ばれていて“Point Of Sales”の略、日本語で販売時点情報管理と言われるみたいですが…難しいことは抜きにして要はレジで打ったお会計の情報がiPad等のアプリに読み込まれ、即座に売上額、売上日時、売上内容などの集計ができるレジのことです。

クラウド会計の導入による効率化はこのPOSレジのデータを同期させることで売上データが会計ソフトに自動で入力されるため、会計ソフトやエクセルなどへの手入力作業や会計事務所へ書類を送るための作業といった面倒な作業がゼロになることです。

飲食店や理美容室は一日に多くの現金売上がありますよね。その売上取引を集計したり手入力したり、高い顧問料を払って会計事務所にアウトソーシングしている場合、時間や経費のロスを感じていませんか?“POSレジ×クラウド会計”により経理作業が自動化されることで、時間の効率化や経費削減に繋がります。

もし、毎日売上データをエクセルや会計ソフトに手入力している場合、レジから売上データを出力しパソコンやソフトを起動させて入力すると簡単に10分~15分は経ってしまいますよね。手入力だと残念ながら入力ミスの可能性も高くなります。

それが極端に言うと0秒で完了します。一日の売上を確認するとしてもPOSレジアプリやスマホから確認できますので、せいぜい1分~2分でしょうか。増えた時間で店舗周りの掃除をしたり、集客について考えを巡らしたりと、本業のことに集中できますよね。もちろん10分早く休むこともできます。

まとめ

クラウド会計の導入により効率化しやすい業種の一つとして飲食店や理美容室について書きました。

これらの業種は現金売上が多くを占めるため
POSレジの導入が鍵になります。旧来型のレジスターに比べて導入コストも少なく済みますし省スペースで移動も簡単です。顧客管理機能(基本情報や来店・購買履歴)やポイント管理機能など飲食店や理美容室の接客やリピート促進に活かせる機能もあります。

創業のポイントとして「小さくはじめる」ことが大切ですので飲食店や理美容室の開業時には見た目が立派な「これぞレジ!」というものにこだわらず、タブレット端末を利用した便利なPOSレジも検討してみてくださいね。

補足

MFクラウド会計、MFクラウド確定申告では
次のPOSレジと同期対応しています。(平成30年3月現在)

Airレジ ユビレジ スマレジ USEN Register
CXDネクスト POS+ POSCO EC-Orage POS
Square

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