昨日のブログでは、クラウド会計の一番のメリットとして「会計ソフトへの入力が楽になる」ことについて書きました。今日は、私が思うクラウド会計を導入するメリットの2つ目です。

リアルタイムで業績を確認できる

やはり2つ目は、これですね。クラウド会計の導入によりインストール型の会計ソフトでの入力作業と比べて、各段に経理の負担感が少なく、それこそパソコンを一日一回以上開くことがあれば毎日気軽に取り組むこともできます。

これまで会計ソフトへの入力は自社で経理をされている場合でも1~2週間に1回、会計事務所に依頼されていると1か月~3か月に1回、というペースになっていることが多いかと思います。

しかし、クラウド会計を導入することで、レジスターや請求書作成ソフトの売上データや、銀行明細での売掛金・買掛金の入出金データ、クレジットカードや電子マネーでの仕入や経費データがリアルタイムで反映されるため、会計ソフトへの入力がタイムリーにできます。その結果、経理の仕組みだけ作ってしまえば事業の業績を翌日にも把握することができます。社内の経営会議や営業会議、金融機関との融資の打ち合せのために売上や経費の増減、毎月の利益、資金繰りの状況はすぐに知りたいですよね。会計事務所へ依頼していても、「資料の受け渡し~会計処理&訪問」に2か月以上かかることが当たり前になってしまっているかと思います。翌々月にならないと実際の数字を確認できず、会計事務所が持ってくる試算表は結果報告程度のものになってしまっていませんか?来月再来月の営業目標の決定に全く活用できていない。融資をどのくらい受けたらいいかの判断材料にならない。といったお悩みごとは、クラウド会計ソフトの導入により解決できるかもしれません。

もちろん、入出金データや明細データからは発生しない会計事務所が別途入力する細かな取引仕訳があるかもしれません。ですが経営に活かせる会計データは、1円単位まで過不足無く正しいものである必要はないと思います。(決算・税務申告は正しい数字が必要ですが)枝葉末節よりも毎月上旬には前月の数字を確認できるスピード感がなにより大切ですし、業績がタイムリーに分かるようになればきっと経理作業もやりがいがありますよね。

当事務所の経理もMFクラウドを利用しているので、売上・経費をタイムリーに把握できます。最近はコツコツ経理が楽しく感じるようにもなりました。

クラウド会計ソフトのメリットなどについてはこちらの記事も参考にしてください。

クラウド会計のメリット 1

クラウド会計のメリット 3

クラウド会計のメリット 4

クラウド会計のデメリット