〔2018年5月2日 更新〕
国税庁のホームページ(URL)変更に対応し、書類のリンクを更新致しました。

週刊税のしるべ 平成29年10月9日

これまで医療費控除を受けるためには確定申告書に領収書の添付が必要でしたが、平成29年分の確定申告から領収書ではなく「医療費控除の明細書」を添付すればOKとなります。

国税庁のホームページにも新様式がアップされています。

医療費控除の明細書

ただ、領収書の添付は不要になりましたが5年間は自宅で保存する必要がありますのでご注意ください。

また「医療費控除の明細書」には「医療費通知書」の内容を記入し添付するとその分について明細の記入は不要となります。これは少し楽になりますね。

医療費通知書はあまりメジャーな書類ではありませんが、1年間の間に入院や通院があった場合に加入している健康保険組合(国民健康保険の場合は市町村)から“医療費のお知らせ”といった名前の封書が年1回~数回送られてきていると思います。医療費控除を受けられる方は今年からは捨てないようにしましょう。

医療費関係の控除では同じく平成29年分から「セルフメディケーション税制」という新しい制度も増えておりますのでそちらについては注意が必要ですね。

国税庁はこのほど、平成29年分以降の確定申告における医療費控除から提出する「医療費控除の明細書」と「セルフメディケーション税制の明細書」を公表した。また、記載要領や明細書とともに添付または提示が必要な書類も示されている。
29年分の医療費控除から領収書の添付等が不要となり、代わりに明細書の添付が必要となる。

 

医療費控除についてはこちらの記事も参考にしてください。

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